【本町】静かに映えるレトロ

赤レンガ調の正面は主張しすぎず、近所の並びに上手に馴染んでいます。大きなレースの窓から入る光はやわらかく、通りの気配もほどよく届く。いわば“街と室内の間”が心地いいスケールです。

浴室の色合わせ ピンクの浴槽に、マーブル柄と渋いタイル。外観から徹底されたデザインのスタイルが、逆に愛嬌になっている浴室です。

台所まわりについて 台所は現状を前提に、部分的に設備の入れ替えや、床、壁紙などを張り替えるなど、少し勝手を整える方向でも良さそう。

和室の表情 ふすまや壁に関しては汚れも見受けられるので、入れ替える方向が良いかもしれません。

造りは質素なものと言えますが、逆に自分の家具のイメージなどを邪魔せず、部屋のサイズ感も広すぎず、レイアウトを引き立ててくれます。

また、町なかの物件は駐車スペースが付帯していないケースも多いのですが、本物件車庫つきであり、これも周辺の中では大きな特徴と言えます。

この家の良さは、派手に変えるより“整える”ところにあります。そうすると、古いものが持つ質感が素直に見えてきます。

田舎の戸建ては敷地、延床の広いお家が多いなか、洗練されたミニマルな暮らしをお求めの方にはピッタリな物件だと思います。